ホクロ・母斑|鎌倉駅の形成外科・美容皮膚科なら|かまくらKクリニック形成外科・美容皮膚科

〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町1丁目2−16 早見プラザ 3階
tel0467-84-9484
WEB予約 予約フォーム お問い合わせ インスタグラム
ヘッダー画像

ホクロ・母斑

ホクロ・母斑|鎌倉駅の形成外科・美容皮膚科なら|かまくらKクリニック形成外科・美容皮膚科

ホクロ・母斑、イボ・皮膚腫瘍

ホクロ・母斑

日常生活で目立つホクロやイボは、多くの人にとって見た目の悩みの一つです。

ホクロ(母斑細胞母斑、色素性母斑)は色素細胞が集まってできた病変を指し、サイズ・形状・膨らみの程度は病変によってさまざまなものがあります。3mm以下で膨らみの少ない病変に対してはCO2レーザー治療が比較的手軽で、治療後の瘢痕(きずあと)も目立たないため適しています。一方、サイズの大きな病変、膨らみのある病変の場合には、CO2レーザーでは治るまでの時間がかかったり、再発のリスクが高かったりするため、レーザーではなく手術治療をお勧めすることがあります。

一般的に「イボ」と呼ばれるものは、くびれをもった類円形の突出した病変を指し、多くは軟線維腫やアクロコルドンと呼ばれる良性腫瘍です。これらは組織を削るCO2レーザーや大きなものは切除手術によって治療することができます。

また、医療用語で「イボ、疣贅(ゆうぜい)」というと、多くは尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)を指しますが、これは手掌や足底に好発し、ウイルス感染によって角質が増殖したものです。圧迫すると痛みを伴うことがあり、ウイルスの増殖や物理的刺激によって周辺部に徐々に拡大します。

尋常性疣贅に対して、皮膚科では保険で液体窒素療法がよく行われますが、治療に伴う痛みが強く、また複数回の治療が必要であり、最終的に治癒しなかったり、逆に大きくなってしまったりすることがあります。根治のためには手術治療が必要となることがしばしばあります。

当院では、ホクロやイボに対してCO2レーザー治療や手術治療を行っています。

CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)は、ホクロやイボの病変部位に限定して組織を蒸散させることができ、周囲の健常組織へのダメージが少ない治療法です。概ね3mm以下の病変、盛り上がりの少ない病変に対して適した治療です。切除手術に比べて手軽であり、治療後のダウンタイムも短いため、比較に的負担の少ない治療法として人気です。

診察を行った上で、CO2レーザー治療が適しているのか、切除手術が適しているのか、あるいは悪性腫瘍など他の皮膚疾患を疑う必要があるのかなどを判断し、説明した上で治療方針を決定していきます。

ここでは、ホクロやイボの概要からCO2レーザーによる治療の流れ、注意点について詳しく解説します。気になるホクロやイボを取り除き、肌の見た目を改善しましょう。

ホクロ・母斑

ホクロ・母斑とは?

ホクロは、皮膚にできる色素斑で、黒や茶色の斑点として現れます。顔や躯幹のどこにでもできる可能性があり、大きさや形状もさまざまです。一般的には無害ですが、経年的に徐々に増大する傾向があります。また、まれに悪性腫瘍が含まれることがあります。

ホクロ・母斑の原因

ホクロや母斑は、母斑細胞が増殖してできるものです。遺伝的な要因が強く、家族に多く見られることがあります。また、紫外線の影響で後天的にホクロが増えることもあります。

ホクロ・母斑の治療方法

当院では、ホクロや母斑に対してCO2レーザー治療や切除手術治療を行っています。CO2レーザー治療は、ホクロや母斑を蒸散させて除去するため、切除手術と比べて短時間で済み、ダウンタイムが少ないため手軽な治療と言えます。

CO2レーザーの特徴

  • 母斑組織に限定して組織を蒸散するため周囲組織への犠牲が少ない。
  • そのため瘢痕(きずあと)が目立ちにくい。
  • 治療は短時間で終了し、1回の治療で完了することが多いです。
  • 切除手術に比べると再発のリスクが高い。

注意点

CO2レーザー治療後は少しくぼんだ状態となり、数日のうちに創部が収縮するとともに周囲から皮膚が進展して治ります。
治療後は紫外線対策が重要です。日焼け止めや帽子などを活用し、日光を避けることで色素沈着を防ぎます。
また、施術後のかさぶたは自然に剥がれるまで触らないようにし、保湿ケアをしっかり行うことが肌の回復を助けます。

イボ・皮膚腫瘍

イボ・皮膚腫瘍とは?

イボは、皮膚に存在する隆起を指し、遺伝子の変異やウイルス感染、ときに力学的刺激がきっかけとなって発生します。
一般的に「イボ」と呼ばれるものの多くは軟線維腫という良性皮膚腫瘍で、頸部によくできます。医学的にイボというと尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)を指し、これは皮膚の角質に感染したウイルスの刺激によって角質が増殖したものです。
皮膚腫瘍(ひふしゅよう)とは、皮膚にできるできものの総称です。粉瘤(アテローム、表皮嚢腫)や線維腫、石灰化上皮腫(毛母腫)など頻度の高いもののほか、種々の皮膚腫瘍が含まれます。問診や診察によっておよその診断がつくことが多いですが、非典型的なものや悪性が疑われる病変については、病理組織診断(組織切片を作製して顕微鏡で細胞の形態や分布をしらべる検査)を行い診断を確定する必要があります。

イボ・皮膚腫瘍の原因

イボ(尋常性疣贅)の原因

イボはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされることが多く、特に手足に好発します。感染力があり、掻破(そうは、かきむしること)によって周囲へ拡がることがあります。

皮膚腫瘍の原因

皮膚腫瘍の原因は、遺伝子変異が特定されることもありますが、多くは不明です。エクリン汗腺の増殖によって生じる汗管腫(かんかんしゅ)、「白ニキビ」とも呼ばれ下眼瞼に好発する稗粒腫(ひりゅうしゅ)などに対してはCO2レーザーによる治療が有効です。

イボ・皮膚腫瘍の治療方法

当院では、イボや皮膚腫瘍に対してCO2レーザー治療や切除手術による治療を行っています。CO2レーザーは、患部をピンポイントで除去し、周囲の健常組織にダメージを与えることなく効果的に治療が可能です。

CO2レーザーの特徴

  • イボや腫瘍を蒸散させ、周囲の健常組織への犠牲が少ない。
  • そのため瘢痕(きずあと)が残りにくい。
  • 切除手術と比較して治療が短時間、ダウンタイムも短い。

注意点

治療後は紫外線対策と創部のケアが重要です。きずが治った後は、日焼け止めをしっかり塗り、引っ張られる、擦れるなどの物理的刺激を極力避けるようにしてください。保湿ケアを行うことで炎症が鎮静化し、赤みや硬さの改善が促されます。

CO2レーザーの費用