婦人科形成|鎌倉駅の形成外科・美容皮膚科なら|かまくらKクリニック形成外科・美容皮膚科

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婦人科形成

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婦人科形成

乳房下垂

女性の身体に関する悩みは、加齢や出産、体重の増減など、さまざまな要因で生じることがあります。特に乳房の下垂や、乳輪・乳頭の変形、会陰部の変形は多くの女性が抱える悩みです。これらの問題は見た目の変化だけでなく、自己イメージや生活の質にも影響を与えることがあります。当院では、これらの悩みに対する形成外科治療を提供しています。

乳房下垂

乳房下垂とは?

乳房下垂は、胸の皮膚や靭帯の緩みによって乳房が下がり、張りが失われた状態です。年齢とともに胸の脂肪や乳腺組織が減少し、皮膚の弾力が失われることで、乳房の形が崩れることが主な原因です。また、妊娠や出産、授乳によっても乳房の形が変わることがあります。

特に、もともとサイズの大きかったバストが加齢に伴って下垂するケースが多々あります。乳房下垂は、バストの形態の悪化や肩凝りの原因にもなりますが、手術治療によって改善させることが可能です。

乳房下垂の治療方法

手術(乳房固定術mastopexy)によって下垂した乳房形態を改善させます。
乳輪乳頭を理想的な位置へ移動させ、余剰となった皮膚・皮下組織を一部切除してきれいに縫合閉鎖します。
縫合線が乳輪の周囲にできることとなります。また、バストのサイズ、下垂の程度によって、乳輪から垂直に下方へ、あるいは逆T字型に乳輪の下方と乳房下溝に縫合線ができる状態となります。形成外科的な縫合によりキズは目立たなくなりますが、完全に消えることはありません。
またケロイド体質がある場合には術後の創部が腫れて改善しにくい可能性があるので注意が必要です。
乳房固定術では、乳房の下垂の改善と同時に乳輪の大きさを縮小させることもできます。
バストサイズが非常に大きく乳房縮小術が必要になる場合には、局所麻酔での手術が困難な可能性があります。その際は他の医療機関での治療をご提案させていただく可能性があります。

乳房下垂

期待できる効果

乳房下垂の改善

下垂した乳房や乳輪・乳頭の位置が高くなります。

拡大した乳輪の縮小

乳輪が拡大している場合には、サイズの調整も同時に可能です。

ボディラインの改善

バストトップの位置が上がることよって、デコルテの菲薄化に伴い肋骨や胸骨の輪郭が浮き出たゴツゴツした状態から、組織の厚みが出てふっくらした状態に変化します。また、ウエストから胸にかけたラインがスッキリします。

肩凝りの軽減

下垂した乳房に引っ張られることによって生じていた肩凝りの改善が期待できます。

効果の持続性

術後1か月ほどで創部がやや硬くなる時期を経て、術後3か月程度で軟化して落ち着きます。手術によって余剰な皮膚を切り取って縫合するため、時間が経っても元に戻ってしまうことはありませんが、年月の経過とともに組織が更に薄く柔らかくなることによって乳房下垂が進行する可能性はあります。

乳房下垂の治療の流れ

乳房固定術による治療は以下のステップで進められます。

1

診察・カウンセリング

問診と診察を行い、乳房の状態を評価し、手術が適しているかどうかの判断を行います。治療による形態変化の見込み、術後経過や起こり得る合併症について説明します。治療費用や術後の注意点等についてご理解いただいた上で、治療を行うかどうかを決定します。

2

手術当日

治療について不明な点や疑問点がないかどうか、再度確認します。
記録のための写真撮影を行います。
注射による局所麻酔後に手術を開始します。
皮下の剥離操作、乳房の吊り上げ、皮膚縫合の順に行います。
手術時間は2時間程度です。

3

術後のケア

手術終了後、創部に軟膏を塗布、ガーゼを当てて圧迫固定します。
術後の処置方法、注意点について説明いたします。
原則として術後1日目に経過観察のために来院していただき、創部に異常がないかどうか、血腫形成(血液の溜まり)がないかどうかを確認します。
術後7日目頃に抜糸を行います。以後は生活に制限はありませんが、術後2週間程度は安静を保つようにしてください。

ダウンタイムとリスク

  • 術後1週間程度で抜糸を行います。
  • 手術後は、1〜2週間の休養期間が必要です。
  • 創部からの出血や感染が起こる可能性があります。多くの場合は創部処置と抗菌薬による治療で改善しますが、まれに追加の手術治療が必要となることがあります。状況に応じて適切な治療を行います。

乳輪・乳頭の変形

乳輪・乳頭の変形とは?

生まれつきの性質、妊娠・出産・育児中の変化、加齢性変化などによって乳輪・乳頭の変形が起こることがあります。乳輪の拡大、乳頭の陥没や平坦化、過大な乳頭などの変形がありますが、いずれも手術で改善させることができます。

乳輪・乳頭の変形の治療方法

乳輪や乳頭の変形に対して、状態に応じた以下のような手術治療を行っています。

治療法 説明
乳頭縮小術 過大な乳頭に対してサイズを小さくする手術です。
乳頭の直径が過大である場合や、乳頭の突出が強い(長さが長い)場合などのバリエーションがあります。
乳輪縮小術 過大な乳輪のサイズを縮小します。乳輪が拡大している多くの場合、乳頭の平坦化を同時に認めます。手術治療によって乳輪サイズの縮小と同時に平坦であった乳頭の突出度が改善します。 乳輪の周径を短縮させるため、乳輪の下側に新たなきずあとができますが、形成外科的な縫合により目立たないものとなります。
陥没乳頭矯正術 乳腺の線維性組織によって乳頭が内側に引っ張られて陥没している状態を陥没乳頭と呼びます。線維性の結合を解除して乳頭を引き出し、突出した状態とする手術です。
陥没の程度によって、いくつかの手術方法を使い分けています。
また、将来的な授乳の有無によって治療方法が異なりますので、相談の上治療法を調整します。

乳頭縮小術

乳頭過大の状態によって、手術のデザインを工夫して行います。 長さが長い乳頭に対しては、先端部分の形状を維持し、乳頭の基部を切除することによって長さを短縮し形態を整えます。 乳頭自体のサイズが大きく太さもある場合には、楔状に乳頭を一部切除し、長さも調節して縫合します。

乳頭縮小術

乳輪縮小術

乳輪のサイズを小さくする治療です。多くの場合、バストサイズが大きく、皮膚が伸展されるのに伴って乳輪のサイズが拡大し、乳頭も比較的平坦化しています。
乳輪縮小術によって、乳輪サイズの縮小、平坦化した乳頭の改善が期待できます。
下垂乳房の治療と組み合わせて行うこともできます。

乳輪周囲と乳輪の下方にきずあとができてしまうことが難点ですが、形成外科的な縫合で目立たないものとします。

乳輪縮小術

注意点

  • 術後のケア:
    ・手術翌日には原則として来院していただき創部に異常がないかどうかの確認を行います。
    ・術後1週間で抜糸を行います。その間は軟膏を塗布してガーゼで覆う処置を継続してください。
    ・以後は通常の生活が可能ですが、手術後1~1か月半で創部が硬くなる時期があります。
     その後3か月程度で落ち着いていきますが、創部のテーピングを継続していただくことがあります。
  • 授乳への影響: 乳頭の手術後は授乳に影響を与える場合があるため、医師と相談の上で施術を進めることが重要です。
  • 創部からの出血や感染が起こる可能性があります。多くの場合は創部処置と抗菌薬による治療で改善しますが、まれに追加の手術治療が必要となることがあります。状況に応じて適切な治療を行います。

会陰部の変形

会陰部の変形とは?

生まれつきの性質、妊娠・出産による変化、加齢性変化などによって会陰部の変形が起こることがあります。
大陰唇・小陰唇の過大や左右差、副皮の過形成などによって、見た目の問題、排尿の問題、不潔になり易いなどの問題が起こり得ます。手術によってサイズや形態を整えることによってこれらの問題を解決することができます。
手術は局所麻酔で行い、手術時間は30分~1時間程度です。
※男性器の変形に対する治療は当院では行っておりません。

会陰部の変形の治療方法

会陰部の変形に対して、状態に応じた以下のような手術治療を行っています。

治療法 説明
大陰唇形成術 大陰唇のヒダの過形成(会陰部贅皮)や黒ずみ、左右差が気になる場合には、それらを部分的に切除して形態を整える手術治療が可能です。
小陰唇形成術 小陰唇の過形成や黒ずみ、左右差が気になる場合には、それらを部分的に切除する手術治療が可能です。多くは過剰な部分を単純に切除して縫合する治療法です。
副皮形成術 副皮や陰核包皮が過形成であったり過剰に被さっていると、皮脂等が溜まり不衛生になったり臭いの原因になったりすることがあります。それらの状態に対して、過剰な組織を部分的に切除することによって形態を整える手術治療です。

注意点

  • 術後のケア:
    ・手術翌日には原則として来院していただき創部に異常がないかどうかの確認を行います。
    ・基本的に術後1週間で抜糸を行いますが、吸収される糸を用いて縫合する場合には抜糸を行わないことがあります。
     術後1週間程度は軟膏をうすく塗布する処置を継続し、刺激を避けて生活するようにしてください。
    ・お困りのこと、不安や疑問点があればお気軽にご連絡ください。